エイリアンの侵略計画は始まったばかりだ。
隕石に納め弓ヶ谷へと呼び寄せたモンスターの起動。
そして地球人に拾わせたそのコントロール装置(=電子頭脳)。
二つを結ぶ怪電波の解析ならびに装置を破壊できる能力も
地球人は持ち合わせていない。
次の目的は東京に呼び寄せた多くのモンスターによる都市破壊工作。
それにはコントロール装置を地球人から取り戻さねばならない。
装置を保管する天体物理学研究所。
そこに深夜、怪しげな人影が忍び寄る場面から
ウルトラQ第16話「ガラモンの逆襲」は幕を開ける。
その後物語はコントロール装置を奪還した宇宙人の逃走と、
追いかける主人公たちの追跡劇と並んで、
東京に落下した隕石(ガラダマ)より出現したモンスターの
都市破壊が描かれてゆく。
東京タワー展望台の観光客たちが
迫りくるモンスターに恐怖する場面は見どころの一つ。
ガラダマモンスターは破壊に飛び道具など使わず
子供がはしゃぐ様にビル街を走り回り、ぶつかった建物を
ただただ叩き壊すのみ! そんな様を切り取ったような
NEW VISION TOYSの「Ultimate Collectible Series」、
「ウルトラQに登場した隕石怪獣 ガラモン 逆襲版」。
ずっしりとしたフィギュアで前傾。重たいベースに乗せて初めて立てる。
胸のマークは珍しい方で顔の作りは結構怖い…。
自分が所有している中でも高額商品の部類! かなり悩んだ‼
エクスプラス「大怪獣シリーズ ウルトラQ」第1弾として
登場したガラモン。他にグリーン、モノクロの全3種。
今では考えられないくらいの値段で販売されていた。
手にした店の中ではグリーン版の出来が良かったので購入したが
最終的には3体揃えた…。
同じく「大怪獣シリーズ ウルトラQ」のガラモンで
当ブログでお馴染み「超限定BOX」の1体でセピアカラー版。
この頃の大怪獣シリーズは現在よりも硬質ソフビ人形で
背中のトゲがチクチク痛い(^^)。
他の版は現在ケースから出すのが困難で撮り直せなかった…。
「ART WORKS COLLECTION ウルトラQ/ウルトラマン」より「ガラダマモンスター」。
怪獣イラストで著名な開田裕治さんが手がけた
ガラモンのプラモデルのパッケージイラストをヴィネット化。
彩色はそちらに寄せたもの。奥のガラモンは小さいながら足まで造形されている。
他に象牙細工のイメージで彩色されたラインナップがあり、
当時はハズレの感が拭えなかったが今見るとそれはそれでいい雰囲気。
「ART WORKS COLLECTION∼大怪獣バトルEX Edition~」
上記の商品より数年後、「大怪獣バトル」放映付近に再販されたもの。
イラストイメージの彩色と特別カラーと銘打ったオリジナルに近い彩色
(しかしウルトラQはモノクロのはず…)の2種類がラインナップ。
商品全体では4種類✕2カラーの全8種でリリース。
自分は後にこの「ガラダマモンスター」のみ購入した。
最後にフィギュアではないけれど、
昨年(2020年)に開催された展示イベント
「特撮のDNA ウルトラマンGENEALOGY」内において
フォトスポットとして登場したケムール人と
胸にマークの逆襲ガラモン! コロナ感染予防対策として撮影用
スマホスタンドが設置されていた(ウルトラマンの消毒液と共に)。
一人で観覧した場合でも嬉しい配慮なのでこの騒ぎが落ち着いた後も
是非とも置いてほしい。
当時の方がそのセンスで作ってしまった傑作怪獣ゆえに、
フィギュア制作と同じくこちらもオリジナルを再現すべく
大変な労力を伴う作業なのだろうと想像できる。
おかげで現代でも新たなガラモンを手にして(目にして)
ワクワク出来る自分はとても幸せものである。
今回も長文にお付き合い頂き感謝です。